難病 門脈体循環シャントの保護猫"すず"を救いたい!
学生愛護団体ワンニャンピースマイルが、生後0日で保護した猫『すず』が、難病「門脈体循環シャント」を発症し、命の危険に晒されています。
完治には、少なくとも2回の手術を、できるだけ早く受けることが必要です。
団体メンバーが愛情を注いで育てた小さな命を守るため、是非、ご協力をお願い致します。
1.ご挨拶
-- 学生愛護団体ワンニャンピースマイルのご紹介
こんにちは!学生愛護団体ワンニャンピースマイルです!香川県の犬猫殺処分ゼロを目指す子供たちが集まって2017年に立ち上げました。
代表の愛葉が愛犬を亡くした悲しみの中で知った香川の現状を伝えようとチラシ配りを始めたことをきっかけに、同じ思いの子供たちが集まって団体を設立するまでの実話を描いた絵本『シルバーが教えってくれた命の大切さ』の出版や、県内外の著名人が香川の犬猫や子供たちを激励するミュージックビデオ『それが大事 -命の応援歌 for 香川 -』のリリースを通した啓蒙活動などとあわせて、町中で保護されたり保健所・愛護センターから引き出した犬猫を里親さんに繋ぐ譲渡活動にも力を注いできました。
岡山・広島・東京・神奈川・茨城・栃木にも支部ができ、「犬・猫・人がニコニコ暮らせる社会」を目指して命をつなぐ活動を全国に広げています。
そんな私たちの元に、生まれたばかりのすずがやってきたのは、まだ暑さの残る昨年秋のことでした。
2.『すず』meets ワンニャンピースマイル
-- 生後0日 ~ 異変の発覚 ~ 現況
2022年9月28日。臍の緒がついた子猫を保護し"すず"と名づけました。
母猫から離れた赤ちゃんは夏でも低体温で命を落とすことがあります。
生後0日からの苦難となった小さな命を救うため、ヒーターで保温して数時間おきにミルクを与える日々が始まりました。
数週間後、何とか危機を脱したすずは順調に成長し、里親探しも考え始めたある日、ふとした異変に気づきました。元気に遊んでいると思ったら急にふらついたり、固まったように動かくなるなど、てんかんに似た症状が現れたのです。
すぐに薬を飲み始めましたが良くならず、改めて血液検査をするとアンモニアの値が異常に高く、総胆汁酸の上昇も見られたことから、消化器官と肝臓をつなぐ血管が異常な分岐をして大静脈につながる「シャント血管」ができたことから様々な不調が起きる『門脈体循環シャント』という病気の疑いがあると知りました。
治療しないと数ケ月~数年で亡くなることが多い難病ですが、薬では症状の軽減がやっとで、完治のためには異常な血管をふさぐ手術しかないとのこと。
診断を確定するためのCT撮影で麻酔から目覚めずに亡くなる子も多いと聞き、とても心配でした。
多額の検査費も必要でしたが、たくさんのご支援のお陰で検査を受けることができ、無事に麻酔から目醒めたときは本当にホッとしました。
結果として、門脈体循環シャントの診断が確定し、異常な血管の形状もわかりました。
すずの場合、一度の手術でシャント血管をふさぎ切ることは危険なため、何度かに分けての手術が必要となりますが、時間が経つほど肝臓の萎縮から肝硬変へと進んで亡くなるリスクが高まるとのこと。
今のところ服薬により大きな発作は抑えていますが、体調の変動も大きくなっていて、1日も早く手術を受けさせてあげたいと願う毎日です。
3.難病と闘う保護猫
『すず』を救いたい!!
・「門脈体循環シャント」とは?
小腸などから吸収した栄養分やアンモニアなどの毒素を含む血液を集めて肝臓に運ぶ「門脈」という重要な血管があります。
通常、この門脈から肝臓に送られた血液の内、栄養分はタンパク質やグリコーゲンなど体に必要なものに合成され、有害な成分は毒性の低い物質に分解された後、心臓を通って全身へと循環します。
「門脈体循環シャント」とは、正常であれば肝臓につながる門脈が枝分かれして「シャント」と呼ばれる異常な血管を作り、肝臓の手前で大静脈につながってしまう病気で「門脈体循環短絡症」とも呼ばれます。
解毒されていない毒素が全身に回ってしまうことで、嘔吐・下痢などの消化器症状、痙攣などの神経症状、肝臓の栄養不足による発育不全から肝硬変への進行などの全身の不調が起こったり、低血糖発作を招くともあります。
治療しなければ、徐々に肝臓の障害が強くなって亡くなる可能性が高くなります。
・治療法や費用は?
外科手術でシャント血管をふさいで正常な門脈血流を回復させることで完治が見込めます。
シャント血管を一度で完全に閉鎖すると、一気に門脈血流が増加してしまうことに体が耐えられず、死亡するリスクが高いため、複数回に分けて閉鎖していく必要があります。
CT撮影などの検査費を除き、1回あたり約60万円、少なくとも2回分・120万円の医療費が必要になります。
4.注意点
-- イレギュラーな事態への対応
(すずに万一の事態が発生 または 目標金額を上回る金額が集まった場合)
門脈体循環シャントは手術以外に完治の見込みがなく、進行の早さの予測も難しい難病です。急激な症状悪化による体力の低下などのため(最悪の場合、亡くなってしまうことも含めて)、手術を受けられないこともあり得ます。
また、一度の手術での完治は難しいため、予後を見ながら複数回の手術を受ける可能性が高いのですが、その回数を事前に予測することも困難です。
更に、団体ではすずの他にも闘病中の犬猫を抱えており、新しく保護した子に思いがけない病気が見つかることも多々あります。
クラウドファンディング終了までに すずに万一の事態が起きた場合、または目標金額以上の資金が集まった場合は、すずの再手術費の控えとして備蓄するとともに、病気の犬猫のための医療費を中心に、学生愛護団体ワンニャンピースマイルの活動のために利用させて頂きます。
5.最後に
-- ワンニャンピースマイルの子供たちからのメッセージ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
最後に、すずの回復を願うワンニャンピースマイル メンバーの思いをお伝えします。
・「生後0日から毎日ハラハラしながら育てたすずが門脈体循環シャントになってるのを知ったときは、本当に絶望的な気持ちになりましたが、何とかすずを救いたいです。応援よろしくお願い致します。」
--- 代表・まなは
・「小さな小さなすずちゃんを保護したとき 絶対幸せにするって心に誓って皆んなで見守ってきた大切な命です。病気なんかで諦めたくありません。どうか すずちゃんに力を貸してください!僕たちにすずちゃんを幸せにするチャンスをください!」
--- 広島支部・ひろと
・「すずちゃんが元気になって、他の子と遊ぶ姿が見たいです。すずちゃんは生きたくて私達のもとに来たのだと思っています。すずちゃんを守れるのも救えるのも人間です。絶対にすずちゃんを元気にしてあげたいです。応援よろしくお願いします。」
--- 岡山支部・しいな
・「まだ未来のあるすずちゃんを助けてください!」
--- 香川本部メンバー・なつき
⇧団体メンバーが動画をつくりました。
6.リターンについて
ご出資額に応じて以下のようなリターンをお届けします。
今回のクラウドファンディングで集まった資金は、手数料を差し引いた全額を すずの医療費とすることを優先し、リターンのための支出を可能な限り抑えたいと考えていますのでご了承ください。
●1,000円:お礼のメールとすずの写真
●3,000円:お礼のメール、すずの写真と動画
●5,000円:お礼のメール、すずの写真と動画、子供たちからのお礼のビデオレター
●10,000円:お礼のメール、すずの写真と動画、子供たちからのお礼のビデオレター、絵本『シルバーが教えてくれた命の大切さ』PDF版